[脱原発のはじまり]
ついに国内すべての原発が停止し、原発の無い世の中が始まった。
これを経済の危機と考えてしまうのは近視眼であり、馬鹿そのものである。
老子は「無為自然」と説いたといわれる。あるがままの姿、今の日本に
起きている現象を素直に受け入れなければならない。そして、そこから明日の日本を
考えるべきなのだ。
311を起点として、すべてが変わったのだ。
[思考停止の大企業]
原発が駄目ならば、どうすればいいのか。自分の会社の電源はどうあるべきか。
昨年から1年は過ぎているというのに、大企業の経営者は原発再稼動してくれないと
経済に影響すると誤った情報に踊らされている。ああこの20年以上経済が悪いのは
この人たちの“成果”なのかと思ってしまう。
JR東日本はかつてより火力発電所と水力発電所を持ち、必要電力のうち60%を自分
たちで賄っている。私はかねてから私鉄各社に共同で発電所を計画してはどうかと提案して
きたが、一向にその兆しが見えない。一年前、電気が無いことで屈辱的な間引き運転・
運休をせざるを得なかった事に対する恥の気持ちがない。
乗客に対する気持ちがその程度であれば、いずれ大きな事故も起こすだろう。
経団連は、大企業の団体だ。それぞれ資本もある。ならば共同で発電所を作る計画を公表し、
電力会社を頼らない姿勢を示す事だって出来たはずだ。PPSを設立し、自家発電で余った
電力を他に売るというスキームも1年もあれば、出来たはずだ。
ただ指を咥えて再稼動を求めていたというのなら、もはや能無しの集団といわざるを得ない。
[火力発電の本当のコスト]
磯子火力発電所は、2基ある老朽化した発電所を、1基は運転したままで建て替えをした。
日本の最高の技術が、発電をしながら新しい発電所を建設するという偉業を成し遂げた。
日本は火力発電技術の最先端なのである。
参考URL
http://www.jpower.co.jp/annual_rep/pdf/ann09/09-07.pdf
http://www.jpower.co.jp/bs/karyoku/sekitan/
そして、火力がコストでペイしないなら、火力が主力で原子力の電源を持たない電源開発は
すでに倒産してなければおかしいはずだ。
だが、電源開発は大きな利益を出している。
火力の燃料費が高いと口をそろえて大幅赤字を出した電力会社とは大違いなのだ。
最近ではバイオマスを使った発電も盛んになってきている。国民を悩ませる杉を伐採し、燃料に
使う事だって出来るはずだ。技術の進歩が最も盛んなのは、火力発電なのだ。
脱原発を迎えてまず最初に言いたいことは
「汝自身を知れ。汝自身について考えよ」
である。
よく調べもせず、日経や産経や読売の記事を鵜呑みにして、原発再稼動を求めるような馬鹿な
発言は末代までの恥になるだろう。よく考えて発言してもらいたい。


by 塾長
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